いつもここにいるよ

あなたがいて、うれしいです

2016-03-01から1ヶ月間の記事一覧

春、求愛の季節「あなたはどのタイプ?」

庭は梅が終わり、今は雪柳、杏、桜が咲いています。 美しさはそれぞれ・・・ 真っ白な雪柳。 風に揺れながら、周りを明るくしてくれます。 杏の花。 ふんわりとやさし気で、思わず近づいてしまいたくなります。 でも意外なことに、香りがあまりしないのです…

まどみちお 「何かしーんとして遠いという感じ」

まど・みちお (本名:石田 道雄〈いしだ みちお〉、1909年〈明治42年〉11月16日 - 2014年〈平成26年〉2月28日) 詩人まど・みちお氏は「やぎさんゆうびん」「ぞうさん」「ふしぎなポケット」「一年生になったら」などの童謡で知られています。 また、1994年…

春の白は

春の白は 少し あらたまって 晴れやかな顔をしている 中学の卒業アルバムの片隅に 「離れちゃうけど、一生、一生忘れないよ。 目が合って 」 と書きかけのような寄せ書きが残っている。 あのころの「一生」は重かったのに、よく使っていたような気がする。 …

「羊と鋼の森」森の匂いがした。秋の、夜に近い時間の森。

「羊と鋼の森」 宮下 奈都 「森の匂いがした。秋の、夜に近い時間の森。」 という書き出しで始まる物語。 高校の放課後の体育館で、偶然聞いたピアノの音に森の匂いを感じた17歳の主人公。 音は、ピアノの調律師が鍵盤を叩く音でした。 主人公はピアノを弾…

何もかも、あらためて生みださなければなりません。(過去記事です)

以前、下書きのように書いた記事です。 季節外れですが・・・ ****************************** 図書館で欲張って借りたけど、全部は読み切れそうもありません。 素敵な文を見つけたので、明日返す前にここに残しておきます。 …

椿に似合う音

椿の花は あまり好きではなかった。 気がつくと色あせていたり、逆に毒々しい色に変色していたり バッサリとおちて、バラバラになっていたり そんなところ ばかり見て そんなものだと 思って 椿は哀しい花ような気がしていた。 どうしてそんな風にしか 見れ…

空飛び猫

「空飛び猫シリーズ」 ゲド戦記などの作者、アーシュラ・K・ル=グウィンの絵本(村上春樹訳)です。 生まれつき翼がある4匹の子猫のお話。 子猫たちは町のごみ捨て場で生まれましたが、お母さん猫に 『ここは子どもたちが成長するのにふさわしい場所ではあ…