「美しき緑の星」”世の中の仕組みを根底から問い直すクレイジーな映画”!
ずいぶん久しぶりの投稿になります。ご無沙汰をしておりますがみなさまお元気でしょうか?
私も4月から近況が変わってお伝えしたいこともありますが、まずは「美しき緑の星」という映画を紹介したいと思います。
フランスで1996年に制作されましたが、マイナーなチャンネルで深夜に2回テレビで放送されただけでEU内では発禁状態になっているそうです。
ところが今年の5月に日本語字幕のDVDが発売され、日本国内で上映されています。
私はネットで観たのですが、涙が止まらなくなりました。
と言ってもシリアスなものではなく、違う星から地球に志願してやってきた女性と息子たちが巻き起こすコミカルなお話しです。
でも、ある意味かなりシリアスなメッセージなのだと思います。
なぜ発禁状態になったのか?訴訟も起こされ、敗訴したためある部分はカットせざるを得なくなったそうです。
コリーヌ・セロー監督の言葉
”世の中の仕組みを根底から問い直すクレイジーな映画を撮ってみたいと思いました。”
それで長い時間をかけて考証を行ったのです。無駄になったシーンやアイデア を書き留めたノートが何冊にもなりました。次から次へと疑問が生じたのですが、そのすべてに答えが得られたわけではありません。そうして、風にそよぐ木々に見守られながら、台本の執筆に取りかかったのでした。
完成した台本を見た人たちの反応は実にさまざまでした。このプロジェクトの資金援助には乗り気でない人たちが何人もいるとプロデューサーのアラン・サルドが言います。「本当にこの映画を撮るつもりですか?」と彼が言うので、私は熱を込めて「もちろんです」と答えました。
かくして映画は封切られたのですが、完全な失敗でした。誰も興味を示さなかったのです。客が入らず、批評家からは酷評されました。業界にとって、この作品は 理解不能のUFOだったのです。しかし、この映画は死にませんでした。こうした逆風にもかかわらず「美しき緑の星」は生き残り、生き物のように成長し、人 の話題となったのです。
この映画が必要とされているからでした。
この映画が世の中に発するメッセージのためだったのです。
一緒に映画を見て語り合う「美し き緑の星」クラブのサイトが、いくつもインターネットに見られるようになりました。
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コリーヌ・セロー監督 人類を目覚めさせる映画「美しき緑の星」【アネモネ2019年7月号取材動画】
感想などと言うのはまだ書けませんが、とにかく皆さんに観て欲しいのです!!
90分くらいの映画です。