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リンゴが空へと落下する? 2 「光の海」

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    「在る」とは見えている姿ではない

    「無い」もまた見えていないことではない

    世界の実存は 世界のなかにはない   

       ルーミー(13世紀の神秘主義詩人)

 

 中学生の時、英語の先生に目をかけられ(つけられ)授業中必ず2,3回は指されていました。

そんな英語の授業中、ぼんやりと何かを見るとはなしに、つまり何にも焦点を合わせずにいたら(だから指されるのですよね)、空間が粒々というか細胞状に見えてきました。

自分の身体と同じようなものだなあ・・・という感じがして、もしかしたらこの空間の細胞に混ざることができるかも知れないと思いました。

そんなことに挑戦?していたらその授業は1回も指されませんでした。

気をよくした私は、友達に「次の英語の授業も指されないよ!」と宣言。そして私は細胞分裂?し空間に分散?

やはり指されませんでした。3回目が終わった時、友達にまじめな顔で「もうやめなさい」と言われました。友達が本当に心配している感じだったので、それからはもうそういう利用?の仕方はやめました。

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全然(ここは強調します)理科系ではない私が、この世界の成り立ちや私たち自身がどういう存在であるかについて、量子物理学の世界の説明になぜか惹かれるのは、理屈ではなく感覚で理解できるような気がするからかも知れません。

 

 いよいよ?(^_^;)本題です。

量子物理学における様々な仮説や実験を通していえることは、世界の根底には「一つのエネルギーフィールド」だけが存在するそうです。

 様々な仮説や、実験の様子もすごく面白いのですが、ブログで紹介するには難しいので、いきなりですが最新の量子物理学から見えている世界から、私の理解しやすい表現を選びました。

科学の最先端領域の量子物理学の方程式は、モノとモノの間の空間における微小な振動の海ーエネルギーの海を示した。

そして人間をはじめとするあらゆる生き物は、その海でほかのあらゆる存在と結びついているのだ。

別の言い方をするなら、あらゆるものは、目に見えないクモの巣のように、それ以外のあらゆるものと結びついていることになる。

          

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彼ら(物理学者)はまた、私たちが同一の基本素材でつくられていることを発見した。

人間を含む命ある存在は、もっとも基本的な水準において、この無尽蔵のエネルギーの海とのあいだでつねに情報交換をし続けている、量子エネルギーのかたまりである。

              

 

思考すること、感じること、さらにはもっと高度な認知機能は、私たちの脳やからだ全体で同時に脈打っている量子情報と関係していた。

つまり、私たちは文字通り、私たちを取り巻く宇宙と共鳴していたのだ。

 

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さらに、この量子の光の海には、過去、現在、未来にわたって起こりうるシナリオが全て内在しているというのです。現実で起きている事象は全て、たくさんある可能性の海の中の一つの波(現象化)だそうです。

 

 ゼロポイント・フィールド、マトリックス、バリアント空間、と物理学では表現していますが、アカシックレコード、集合意識、カスタネダのナワール、ホーリー・スピリット、仏教でいう「空」などと呼ばれているものも同じことを言っているのでしょうか・・・

 

量子レベルでは、私、あなたという境界線があいまいになり、基本的な水準においてどこにでも(時間的にも)存在し、何にでもなりうるということになります!

ただ、私たちが物質として暮らす密度の濃い次元では、時間と空間が同時には存在しないようになっているために、私はあなたとは別の存在で、ここにいれば他のところには居られません。(・・・ということになっています。)

だからこそ愛する人やものと触れ合う喜びも体験できるし、知らない場所にもワクワクして出かけられます。

 

でも量子の世界で起きていることも、なんてすごいことでしょう!

この世界を知ることで、当たり前に暮らすいつもの世界が違って感じられ、より素敵になれたら・・・思い出すことができたら・・・

 

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「あら、もうここはカンザスじゃないみたいね」

  ー『オズの魔法使い』のドロシー

 

         

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      今回の引用

     「フィールド  響き合う生命・意識・宇宙」

                 リン・マクタガート  中野浩一 訳

 

 次回は、私たちを取り巻くこの光の海にどのように関わることができるか、ということにしようと思います。